[公開日]2017年11月21日
ホームページ、信用されていますか?
「SSL」の導入について
危険なサイトと思われたくない方!
信頼できるサイトに最低限必要なものが「SSL」です。
< 目 次 >
1.SSLとは?
1.1 HTTPとは
1.2 SSLとは
2.SSLが必要な理由
2.1 WEBサイトの訪問者を守るため
2.2 検索順位への影響
3.SSL導入
3.1 SSL導入は難しい
3.2 SSL導入の費用について
4.まるごとHPのSSLは?
5.よくある質問
6.まとめ
SSLをネットで検索すると「暗号化」だったり「証明書」といったワードが出てきますが、ホームページとの関わりはどのようなものなのでしょうか。
また、自分のサイトには関係ないものなのでしょうか。
今回、SSL導入について説明いたします。
1.SSLとは?
SSLを語る前に、まずは「HTTP(通信手段)」を知っておく必要があります。
なぜなら、SSLとはWEBサイトの通信手段に関係するものだからです。
1.1 HTTPとは
HTTPとは、WEBサイトを見る時の”ルール”や”手段”のこと。
「私の画面に、このページを表示しなさい」と、ブラウザへ命令するのがこのHTTPです。
実は、このHTTPには、セキュリティ機能がありません。
なので、たとえば、自分の住所や連絡先を入力して送信した場合、誰かに情報が漏れてしまう可能性があります。
そこでこのHTTPを使って、”鍵をかけてページを表示しなさい”、と命令する時に使用するのが、SSLになります。
1.2 SSLとは
SSLとは簡単に言うと「WEBサイトに鍵をかけて、安全にするもの」です。
先ほど登場したHTTPでの通信手段に、SSLというセキュリティ技術を組み合わせることで、WEBサイトの安全性を向上させることができるのです。
このSSLを使った通信は、”SSL通信”と呼ばれており、身近な場所で使用されています。
たとえば、Yahoo!にログインするときにも、URLの先頭には「https」となっており、それは「SSL」を使いますよというサインです。
2.SSLが必要な理由
SSLを導入する理由は、WEBサイトを安全にするためだけではありません。
検索エンジン最大手のGoogleが推奨している考えでもあるのです。
2.1 WEBサイトの訪問者を守るため
SSLはWEBサイトを安全にすると説明しましたが、厳密には、WEBサイトの訪問者を守るものです。
今、インターネットを利用する多くの人たちが、生年月日や住所、クレジットカードの番号など、大切な情報を送信しているかと思いますが、SSLでは、このような情報のやり取りを暗号化します。
WEBサイトの管理者として、訪問者の個人情報を守ることは、最低限の義務でもあると言えるのではないでしょうか。
2.2 検索順位への影響
まず、WEBページには順位があります。
皆さんも、Yahoo!やGoogleといったサイトから、いろいろな言葉を入力し、WEBサイトを閲覧されているかと思いますが、表示されるWEBサイトは、ランダムに、どれでも良いページが表示されているわけではないのです。
世の中に存在するWEBページにはすべて、点数があり、その点数が高いページから表示されています。
そしてその点数は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンが決めています。
つまり、Googleなどが定める採点基準に沿って作られたものが、より高い順位を得られるのです。
2015年12月、Googleは「SSL化されたページを検索結果で優遇する」と発表しました。
これは、SSL化されているサイトとの差がより強化されていくということです。
WEBサイトを安全にすることが必須となるよう、わざわざ優遇する採点基準が公開されているのです。
3.SSL導入
実際にどのようにSSLを導入するのかを説明します。
3.1 SSL導入は難しい
SSLを導入するのは簡単ではありません。
WEBサイトを安全にするための設定なので、信頼できるサイトかどうかの証明をするために、運営者の実在性などを確認し、その証明書を発行する必要があります。
また、その証明書は認証レベルの違いによって、「ドメイン認証」「企業実在認証」「EV認証」の3種類に分類され、それぞれ申請方法が異なります。
このような証明書の発行や認証、そして設定などの手続きを素人が行うことは難しく、技術的なトラブルを避ける為にも、WEBサイトの専門知識がある方にお願いする方が良いでしょう。
3.2 SSL導入の費用について
SSLを導入するには、お金がかかります。
高いサービスを利用すると、証明書を発行するだけで年間10万円ほどかかる場合がありますが、利用するサービスによって、いろいろな価格帯があります。
この料金の差は、審査の厳しさによって変わります。
証明書が、①誰でも取得できるものなのか、②企業や団体のみが取得できるものなのか、③審査が最も厳しいものなのかなど、SSLの証明書によって、価格に差があるのです。
自分にはどの手続きが必要なのか、そのWEBサイトに合ったSSLの導入が必要となります。
4.まるごとHPのSSLは?
2020年3月17日のChromeバージョンアップにより、SSL化をしない事でデメリットが多く発生いたします。
まるごとHPではSSL化を0円~(※1)で提供していますので新規の店舗は是非、ご依頼ください。。
また、既存の店舗でまだホームページのURLをSSL化していない場合は、URLが変わることで一時的に検索結果順位が下がる事がありますが、ご依頼いただければ随時、SSL化の対応をしておりますのでお問い合わせください。
※1 まるごとプランや3大契約いずれかでお申込みのお客様は無料。詳細はこちら。
5.よくある質問
①SSLを導入しないとどうなるの?
個人情報流出などネット犯罪の危険性が高まります。
②SSLの導入さえすれば、絶対安全なの?
100%情報を保護できるものではありませんが、危険性を低減させる標準技術として推奨されています。
③導入したときのデメリットはないの?
料金がかかることや、通信速度が若干遅くなるなどのデメリットもありますが、危険性を低減することや、サイトの信用性に関わる手続きとなりますので、導入が推奨されています。
6.まとめ
・SSLはWEBサイトを安全にするもの
・GoogleがSSL化されたサイトを優遇すると発表している
・導入の設定は難しいので、専門知識のある人にやってもらう方がいい
・導入するにはお金がかかる
・デメリットもあるが、導入することが推奨されている
以上、SSLに関する情報を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。